楽天モバイルへの乗り換えを検討するときに、クチコミ等で必ず見聞きする、
「楽天モバイルはつながらない」
「つながりにくい」
の声。多くの方にとって、通信環境が安定していることは、かなり重要なポイントですよね。
私も、家では在宅ワークにオンライン学習、もちろんSNSだってしますし、外出時には音楽を聴いたりと、日常的にインターネットを利用することが多いです。
今回は、よく聞かれる「楽天モバイルは本当につながらないのか」について、私が日々感じていることと、調べていくうちにわかった「つながる・つながらない」の正体をお伝えします。
楽天モバイルの通信環境がどのように作られていて、どう感じられるのか。そして間違いなくつながるかどうかチェックする方法など、これから乗り換えを検討している方にとっての参考になれば幸いです。
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楽天モバイルはつながらない? その答えは、場所によります
身もふたもない言い方ですが、「 楽天モバイルはつながらない? 」の答えは「 場所によります 」
もう少し丁寧にお話すると、我が家の場合、どの部屋でも快適に使えていますが、外出時は一時的に途切れる場所もあります。
話が終わってしまいましたね・・・(笑)
話を戻しまして。
楽天モバイルに乗り換えるにあたって気になる、この「つながるのか、つながらないのか」問題。これが解決しないことには、私自身、乗り換えようなんて思えなかったですし、同じように乗り換えを検討されている方にとっては、最重要項目。納得いくまで調べるうちにわかったこと、全部解説します。
自宅や生活圏内で、楽天モバイルの電波はつながる? 一発チェックする方法
楽天モバイルがつながるかどうかは、お使いの端末があれば簡単に調べられます。
手順( iPhoneの場合 )
- 「設定」をタップする
- 「モバイル通信」をタップする
- 「ネットワーク選択」をタップする。
- 「自動」の右側にあるトグルスイッチを、左にスワイプする(スイッチをオフにする)
- しばらくすると、現在いる場所で、電波を受信できるキャリアの一覧が出ます
手順( Androidの場合 )
- 「設定」をタップする
- 「無線とネットワーク」または「ネットワークとインターネット」をタップする
- 「モバイルネットワーク」をタップする
- 「通信事業者」または「ネットワークを自動的に選択」をタップする
- しばらくすると、現在いる場所で、電波を受信できるキャリアの一覧が出ます
※Androidの場合、メーカーや機種によって表示名が異なる場合があります。
上記で表示された一覧の中に「440 11」または「Rakuten」が表示されていれば、今いらっしゃる場所で、楽天モバイルの電波がキャッチできるということ。楽天モバイルの利用が可能です。
ご覧のように、ここを見れば、楽天モバイルに限らず他のキャリアも、利用可能かどうか確認することができます。
\ こちらの記事もご参照ください /
楽天モバイルのエリアについて、詳しく解説
公式サイトによると、楽天モバイルは「つながりやすさも最強へ。」とあります。
そして通信対象エリアはこんな感じ。
・・・どんな感じ?(笑)
おそらく、このマップをご覧になって「そうか!そういうことか!」とはならないと思うので、順番にご説明します。
4G LTE エリア
公式サイトにあるように、基本的に楽天モバイル独自の回線内で、4Gの電波が飛んでいるエリアです。
エリアマップを見ると、デフォルトでは上記の画面が表示されています。
でも、同じエリアを表示させたまま、右下の「4G LTEのみ」にチェックを入れると
え・・・?
私はますます意味がわからなくなったので、楽天モバイルの問い合わせチャットへお尋ねしました。そして、スタッフさんより「マップの通り複数の電波が飛んでいるエリア」で「エリアが重複している場合、どちらの回線も利用可能」とのお答えをいただきました。
実際に使っていて、「今日は4Gの気分♪」「 今日は5Gかな?」なんて使い分けたりはしませんが、意図せず自動的に電波が4Gから5Gに切り替わったり、その逆になることは稀にあります。(我が家は5G Sub6エリアですが、家の中でスマホの表示を見ていると、基本的に4Gに乗っていることがほとんどです)
このため、「4G LTEエリアから5Gミリ波エリア」「5Gミリ波エリアから5G Sub6エリア」に移動した時に、切り替えがうまくいかずに境目付近では数秒間通信が途切れることがあります。
また、基本的に凡例の各カラーのエリア内であっても、建物の奥や障害物に遮られているなど、そもそも電波が届かないところでは、当然ながら圏外になります。
公式サイトを見る限り、この4G LTEの電波が届く範囲が1番多く、山間部や一部の地域を除いて、使えるエリアが多い印象です。
5G ミリ波エリア
楽天モバイル独自の回線内で、5Gミリ波の電波が飛んでいるエリアです。
円形で表示されているので、「ははーん、基地局が立ってるんだな」と思っていましたが、そういうわけではなく、あくまで、「基地局があるからではなく、円形の形で表示される、楽天モバイルの自社回線に接続する5Gミリ波エリア」なのだそうです。
4G LTEエリアよりも、さらに通信速度が速くて遅延性の少ない、快適な通信環境であるエリアということですね。
我が家の周りは残念ながら少ないですが、人口の多い都市付近では、この5Gミリ波エリアがたくさんある印象です。
5G sub6エリア
楽天モバイル独自の回線内で、5G Sub6の電波が飛んでいるエリアです。
え?また5G?さっきのミリ波と何が違うの・・・?
私もここらへんで頭がこんがらがって混乱してきたので、人に説明できるレベルまで、納得いくまで調べました。
順番にご説明します。
5Gミリ波と5G Sub6の違いは、それぞれメリット・デメリットを持った、異なる周波数の電波のこと
5Gミリ波は高速・低遅延など、快適な通信環境が得られる代わりに、電波が届く範囲が狭く、建物などの影響を受けやすい電波。逆に、5G Sub6は、広範囲に届いて建物などの影響を受けづらい反面、通信速度や遅延性が、5Gミリ波に比べて劣ります。
劣るとはいえ「ミリ波と比べて」なので、苦痛を覚えるような使いづらさを感じることはありません。
5Gミリ波も5G Sub6も、異なる周波数の電波を組み合わせて飛ばすことで、さまざまなシチュエーションに対応できるよう、さらなる「つながりやすさ」を追求してくれているということですね。
ただし、先ほども少し触れましたが、たとえエリア内であっても、建物の奥や障害物に遮られているなど、そもそも電波が届かないところでは通信ができません。
電波とは、300万メガヘルツ以下の、周波数の低い電磁波のこと
ところで、ここまでお読みいただいて「そういえば電波とは?」と思われた方もいらっしゃるのではないでしょうか?
普段よく使う言葉ではあるものの、説明してと言われると・・・ですよね。
「電波」とは、300万メガヘルツ以下の周波数の電磁波のことを指します。
楽天モバイル 通信・エリア>5G(ファイブジー)>電波とは?
ふむふむ。
楽天モバイルの公式サイトでは下記のようにわかりやすい解説があり、ITに関する知識があまりない私でも、読み進めると「電波」について理解することができました。
電波は障害物を通り抜ける = 建物の中でも通信が可能
光回線が引かれていない家や会社の中でも通信環境が整うのは、電波が建物を通り抜けて届いているからなんですね。
障害物を通り抜けるたびに弱くなるというのも、このイラストでよく理解できますね。
一方で、
電波は反射する一方で、障害物によっては通り抜けることができます。
楽天モバイル 通信・エリア>5G(ファイブジー)>電波とは?
とあるように、建物に反射してしまって、電波が届かないこともあります。
我が家は鉄筋コンクリート造のマンションですが、家の中心であるリビング付近でも電波は届いているようで、通信が途切れることはそうありません。
同じ鉄筋コンクリート造であっても、より壁や仕切りの多い建物(病院など)では、圏外だったり、電波が途切れ途切れになることが多いです。
おそらく、建物の材質そのものよりも、そもそも電波が届くかどうか、建物の構造に関係しているようです。
私は、圏外や電波が弱い施設等では、その施設で提供されているフリーWi-Fiを活用させてもらっています。
電波は障害物をまわりこんで届くことがある
公式サイトのエリアマップ上ではエリア対象外であっても、通信ができる場所というのが、一部ではありますが存在します。
それがこの、電波が障害物をすり抜けたり、反射したりせず、まわりこんで裏側に届く性質によるものです。
イラストのように、基地局から直接電波を受信できないような高いビルの裏や谷間であっても、通信ができるのはこのためです。
電波は干渉することがある
どの通信キャリアを利用しているかに関わらず、人が多い場所、ビル等が立ち並ぶ場所で、通信が途切れてしまったご経験はありませんか?
これが、電波の干渉によるものです。基地局があって、電波が届く位置にいたとしても、周りの環境次第では電波が干渉することで通信が不安定になってしまいます。
私の住む地域は郊外のため、普段は通信環境について特に不便を感じるほどの遅さを感じたり、途切れて困るようなことはありませんが、人が多い都市部に行った時は、通信中に画面がくるくるするなど、「ひと呼吸おく」ぐらいの感覚になる瞬間はあります。
楽天モバイルは、地下鉄の路線や駅構内でもつながるよう、カバーされています
公式サイトでは、知りたい路線が通信可能かを検索できる
私は郊外に住んでいるため、地下鉄を利用することはほぼないのですが、普段利用されている方にとって、やはり気になる通信事情。
公式サイトではこんなものまで用意されています。
主要な地下鉄の路線・各駅の電波状況を確認できます。
ざっと見た感じ、掲載されている路線ほぼ全てと言っていいほど、「データ高速無制限」のアイコンが並んでいました。
とはいえ、やはり電波が届かない場所や、周りにどれだけの人がいらっしゃるかでも通信環境は変わります。こればかりは、場所と時間帯によるものもあるので、実際その場所に行ってみるしか、確認方法はないのかもしれません。
【 おまけ】自宅で楽天モバイルが使えるか、チェックする方法
チェック方法はわかったけど、ちょっとよくわからない、それでも楽天モバイルがつながるか確かめたい、という方へ。
もし協力してくださる方がいれば
楽天モバイルを実際に使っている人を、ご自宅に招待してください。
これで間違いなく、確認ができます。
余談ですが私の場合、まだ乗り換えなんて頭にない頃、楽天モバイルユーザーの友だちが自宅に遊びに来てくれたことがあって、今回自分が乗り換えするにあたり、「そういえば彼女、うちに来てくれた時スマホ使ってたよな?」という記憶が蘇りました。
普段、誰がどのキャリアを使っているかなんて覚えてはいないのですが、当時( 楽天モバイルが通信料1年間無料キャンペーンをやっていた頃 )まだ周りに彼女以外で楽天モバイルユーザーがおらず、へぇ〜最先端だな〜と思ったので、印象に残っていたんですね。
とはいえ、「そんなのたまたまじゃないか〜」というお声もあると思いますので、もし、お近くに楽天モバイルユーザーのお友だちがいらっしゃるなら、協力してもらうのはアリだと思います。
楽天モバイルはつながらない? その答えは、場所によるけれど、簡単にチェックする方法があります!
楽天モバイルはつながらない?について、私が日々感じていること、簡単にチェックする方法、そして電波について調査した結果をお伝えしました。
つながるかどうかは、場所によります。でも、これはどの通信キャリアを使っていても同じことで、楽天モバイルにおいては、公式サイトで確認できるエリア内であれば、おそらくストレスなく使えると思われます。
私の場合、「自宅の光回線を解約して、通信料を削減する」ことが目的で、外出時に通信ができるかどうかは、乗り換え当初、おまけ程度にしか考えていませんでした。それでも、やはり時間は有限。いつでもどこでも、好きな音楽を聴いたり、移動時間を利用して勉強したり、待ち合わせの間に仕事で必要な調べ物をしたり・・・そんなとき、快適な通信環境で時間を有効に活用できるようになったことで、お世辞抜きでQOLが上がったような気がします。
また、楽天モバイルは、契約事務手数料が無料ですし(eSIMを利用する場合は発行手数料も無料)、また最低契約期間がなく、契約解除にあたっての手数料もかかりません。
それらを踏まえて、私の心の声をダダ漏れにすると「楽天モバイル、本当に良いから、一回使ってみて!」です。(笑)
まず一度、実際にお使いいただいて、ご自身の生活スタイルに合うかどうか、日割りの通信料等はかかりますが、追加の費用をかけずにお試しすることが可能です。
迷われている方はぜひ、一度お試しください。
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ここまでお読みくださり、ありがとうございました。
みなさま今日も、良い1日を。
Have a Good one!!